ジュエリーの作り方
美しいジュエリーが出来るまでにはたくさんの工程があります。
ジュエリーができるまでの工程
ジュエリーができるまでには様々な工程があります。
美しくて繊細なジュエリーはどこか綺麗な環境のどこかで作られていると思い浮かべてしまうでしょう。
しかし、実際には工業製品に近い作業を経て美しさをまとったジュエリーが出来上がるのです。
その繊細な作業にはやはり日本人が向いていると言われるのも納得できます。
もちろん外国の有名ジュエラーが抱えている職人さん達も凄い技術を持っています。
新たにジュエリーが創られるまでを追っていきましょう。
デザイン
ファッション(洋服)のデザイン画などは見たことがあるかと思いますが、ざっくりとした「雰囲気」だけをパタンナーに伝えるような感じで描かれます。
しかし、ジュエリーのデザイン画はサイズもより本物の大きさに合わせ、コンパスや定規などを使いながら正確に描かれていきます。それはまるでデザイン画であり設計図でもあるかのような美しさがあります。
原型作成(マスター作成)
鋳物とは貴金属を溶かして型に流し込んで整形する方法です。
反対に鍛物とは金属を熱しながら叩いたりして整形する方法です。
この鋳物で整形するにはその型を作るために必要な原型が必要となります。この原型こそがジュエリーデザインの源になっていて正確な原型を作ることでデザイナーが描いたデザインをより忠実に再現するこができます。
キャスト(鋳物)
これがキャストと呼ばれるもので、貴金属を型に流し込んで作るため湯口が付いています。
この無垢な状態の貴金属を職人さんが1点1点手作業で商品となるジュエリーに仕上げていくことになります。
石留め
身につけるためのジュエリー。普段の中で不意にぶつけてしまったりすることもあるでしょう。そんな衝撃で大切な宝石が取れてしまっては大変です。
しっかりとそして美しい状態で石を留めることがジュエリーを作る重要な工程にもなります。
磨き
あの金属光沢を出すためにも1点1点丁寧に磨きをかけていく必要があります。
高速回転するリューターやバフで高熱になるリングやネックレスヘッドを手でしっかりと持ちながら、美しく輝くジュエリーに命を吹き込んでいきます。
メッキ
しかしデザイナーがイメージしたものを再現するにはメッキも重要な手法になります。
地金の色味だけでは表現しきれない場合はメッキを利用します。
このように一概にメッキは悪いという事はこれから忘れて下さい。
そしてメッキがあるから美しいジュエリーが出来るんだということは忘れないで下さい。